資産運用

企業分析をしよう② ~箱型バランスシートで簡単分析~

悩み人
悩み人

企業分析については少しわかってきた。

でも、貸借対照表(バランスシート)にはまだ慣れていない。

貸借対照表(バランスシート)を簡単に理解できる方法はないですか?

このような疑問に答えます。

 

こんにちわ。山さんです。

前回は「企業分析に必要な基礎知識と決算書」について学んできました。

まだ前回の記事を読めてない方は一度こちらの記事を読んでくれるとこの記事の内容をより深く理解できると思います。

企業分析をしよう① ~企業分析に必要な基礎知識と決算書を学ぶ~ このような疑問に答えます。 こんにちわ。山さんです。 皆様は株式投資を行う上で、企業分析はどの程度行っていま...

今回は「3秒でバランスシートが読める本」に紹介されていた「箱型バランスシート」を活用して企業分析の方法を学んでいこうと思います。

よろしくお願いします。

箱型バランスシートとは?

今回、僕が読んだ「3秒でバランスシートが読める本」では「箱型バランスシート」というものが紹介されていました。

バランスシートとは、企業決算の書類の一つである「貸借対照表」のことを言います。

あらゆるバランスシートは6つのパターンに集約されており、6つの箱型バランスシートを理解すれば企業の財務状態が簡単に把握することができるそうです。

山さん
山さん
この機会にしっかり学んでいきたいですね。

箱型バランスシートの具体例

上の貸借対照表を見てみて下さい。

「現金預金」「流動資産」「固定資産」「流動負債」「固定負債」「純資産」などの項目がチェックされています。

貸借対照表の金額を「箱型バランスシート」に入れたものが、2つ目の写真です。

1つ目の写真にある表を見るよりもシンプルに表現されていますね。

「箱型バランスシート」を活用することで、複雑な決算書類を初心者でも理解しやすくしてくれます。

山さん
山さん
普通に貸借対照表を見るよりもシンプルで分かりやすくて良いですね。

6つの企業タイプ

箱型バランスシートには、6つの構成要素による特徴的なパターンが存在します。

このタイプに当てはめることで、その企業の経営状況を瞬時に把握することができます。

その貸借対照表のタイプとは、以下の6つのタイプです。

①債務超過

②自転車操業

③安定経営

④成長経営

⑤お金持経営

⑥金満経営

6つのタイプの特徴を覚えることができれば、企業の貸借対照表をすぐに読み解くことができるようになります。

山さん
山さん
それぞれのバランスシートに特徴が一目で分かります。
これらを覚える必要がありますね。

各企業の特徴

債務超過

純資産がマイナス

純資産がマイナスの貸借対照表です。

純資産は本来プラスで、右側にあるものですが、債務超過ではマイナスであるために左側にあります。

これが一番のポイントであり、その他の条件はありません。

このタイプの企業は「手元に残るお金」がマイナスになっており、倒産する可能性が高い状態です。

自転車操業

純資産がプラス

流動資産>流動負債

純資産はプラスですが、流動資産が流動負債より小さく、短期の資金繰りが苦しい貸借対照表です。

創業したてのベンチャー企業に多いタイプです。

「より大きな企業になる」or「あっという間に倒産する」

この両方の可能性を持つ企業です。

安定経営

純資産がプラス

流動資産>流動負債

流動資産<負債合計

純資産はプラスであり、流動資産は流動負債よりも大きいですが、流動資産が負債合計よりも小さいタイプです。

短期の資金繰りは苦しくありませんが、長期負債の返済負担が重い企業です。

「中小企業で終わる」or「大企業に成長する」

この境界線上にある企業です。

成長経営

純資産がプラス

流動資産>負債合計

現金預金<流動負債

純資産はプラスで、流動資産が負債合計より大きいですが、現金預金は流動負債よりも小さい貸借対照表です。

現金は潤沢にあります。

しかし、現金預金はただ持っていても、そのままでは増えないので余計に持ってはいません。

大企業への道を歩み始めた発展途上にある優良企業に多く、投資も活発な企業の貸借対象表です。

お金持経営

純資産がプラス

流動資産>負債合計

現金預金>流動負債

現金預金<負債合計

純資産はプラスであり、現金預金を含めた流動資産が負債合計より大きく、さらに現金預金が流動負債より大きな貸借対照表です。

現金が沢山あって、かなり余裕があります。

ややマンネリ化・官僚化が進んだ企業でもありますが、企業として大きな力を持っています。

金満経営

純資産がプラス

現金預金>負債合計

純資産がプラスで、現金預金を含めた流動資産が負債合計より大きく、しかも現金預金が負債合計よりも大きな貸借対照表です。

投資もやり尽くし、何もせずに放っておいても現金が入ってくるような状況で、現金を潤沢に持っている企業です。

成功して名を挙げた老舗大企業に多いタイプです。

山さん
山さん
各企業には分かりやすい特徴があるんですね。
箱型バランスシートを使うと貸借対照表が見やすくなって便利だと思います。

箱型バランスシートを見る時のポイント

時系列に見よう

1時期の箱型バランスシートを見るのではなく、時系列で見ていくことが大切です。

上記の写真は自転車操業の企業が、安定志向 ⇒ 成長経営 ⇒ お金持経営になるまでの推移を箱型バランスシートで示したものです。

資産や純資産が増加して、利益を出し続けていることが分かります。

この企業は成長している企業といえますね。

このように箱型バランスシートを時系列に見ることで、この企業は今現在どの成長過程にいるのかを把握することができるのです。

山さん
山さん
順調に成長している企業なのか?
もしくは、退化している企業なのか?
これを箱型バランスシートで分析していく必要がありますね。

自己資本比率はプラス?

自己資本比率はもっとも基本的な経営分析の指標になります。

自己資本比率は、事業のために集めてきた現金(負債+純資産)のうち、取引先・銀行に返さなくてもいい現金(純資産)はどれくらいあるのかを比率で表したものです。

この比率が高いと、資金繰りが安全であることを示しています。

プラス30%以上が望ましいですが、マイナスにならないことが重要です。

計算式は以下の通り。

自己資本比率 = 純資産 / 資産

山さん
山さん
自己資本比率がマイナスなら債務超過の企業です。

流動比率は100%以上?

流動比率は、1年以内に入ってくる現金と1年以内に出ていく現金の比率を示しており、企業の短期の資金繰りの安全性を見る指標となります。

流動比率が100%を下回っている場合、その企業は資金繰りに苦しんでいます。

流動比率が100%を超えている場合は、少なくとも1年以内に倒産することがないでしょう。

計算式は以下の通り。

流動比率 = 流動資産 / 流動負債

山さん
山さん
自己資本比率がプラスだけど、流動比率が100%を下回っていたら自転車操業の企業です。
流動比率が100%を超えている場合は安定経営以上の企業です。

固定比率は100%より低い?

固定比率は企業の長期的な安定性を見る指標であり、固定比率が100%が大きければ大きいほど、その企業は資金繰りに苦労しています。

計算式は以下の通り。

固定比率 = 固定資産 / 純資産

山さん
山さん
債務超過や自転車操業に当てはまらず、固定比率が100%を超えている場合は安定経営の企業です。
固定比率が100%を下回っている場合は成長経営以上の企業です。

現金預金流動負債比率は100%以上?

言葉の通り、現金預金と流動負債の比率です。

この比率が高いほど、すぐに使える現金預金が多いということであり、その企業は資金繰りに余裕があります。

計算式は以下の通り。

現金預金流動負債比率 = 現金及び預金 / 流動負債

山さん
山さん
債務超過や自転車操業や安定経営に当てはまらず、現金預金流動負債比率が100%を下回っている場合は成長経営の企業です。
現金預金流動負債比率が100%を超えている場合はお金持ち経営以上の企業です。

現金預金負債比率は100%以上?

この値が100%を超えている場合は持っている現金預金が負債総額を超えているということであり、払おうと思えばすぐに負債全額を一気に返せる状況にあります。

実質的に無借金の企業となります。

計算式は以下の通り。

現金預金負債比率 = 現金及び預金 / (流動負債 + 固定負債)

山さん
山さん
債務超過や自転車操業や安定経営や成長経営に当てはまらず、現金預金負債比率が100%を下回っている場合はお金持経営の企業です。
現金預金負債比率が100%を超えている場合は金満経営の企業です。

企業分析を行う時のポイント一覧

上記の写真が、企業分析をする際のポイント一覧です。

箱型バランスシートを時系列に見るという基本を元に、上記のポイント一覧に沿って企業分析を行ってみて下さい。

山さん
山さん
僕も企業分析をする際の参考にして頑張ってみます。

さいごに

今回、「箱型バランスシート」を活用して企業分析の方法を学んできました。

慣れるまでは苦労するかもしれませんが、企業の特徴やチェックするポイントを覚えてしまえば、企業分析をスムーズに行うことができるかもしれませんね(^^♪

これからの株式投資にも生かしていけるように頑張っていきます。

それでは、皆様。

さようなら(^^)/